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クリスマスのひみつ 3

 クリスマスの夜。  「おやすみ、芽生くん」  芽生くんに優しく声をかけ、子供部屋の灯りを落とす。  そっとドアを閉めて廊下に戻ると、家の中は柔らかな静寂に包まれていた。  寝室に入ると背後から、温かい腕がそっと回ってきた。  僕の肩が自然に宗吾さんの胸に触れる。 「……瑞樹」  耳元で落ちる低く甘い声に、心が震え胸の奥がぎゅっと熱くなる。  宗吾さんが後ろから僕を抱き寄せ、小さな吐息を漏らす。 「今日は……ありがとうな。芽生のフォローしてくれて」 「あれは……自然に出てきた言葉です。僕は毎日サンタクロースからクリスマスプレゼントをもらっている気分です。宗吾さんと芽生くんがそばにいてくれるのがギフトだと思っています」  宗吾さんは静かに顔を傾け、僕の髪を指先でくしゃっと撫でてくれた。 「同じ言葉を返すよ。俺にとって、瑞樹は大切な贈り物のようだ。芽生にとっても」  僕の胸も熱くなり、ドキドキが全身に広がって、息が速くなる。  宗吾さんの唇が僕の首筋にそっと触れる――  辿るように舐められると柔らかく温かく、甘い温度が流れ込むようだ。  思わず小さく息を詰めると、宗吾さんはさらに腕を巻きつけ僕の腰に手を回して下半身を密着させてくる。  そして耳元で、低く甘い声が響く。 「……瑞樹……君が欲しい」  その言葉に心臓が跳ね、胸がいっぱいになって、全身がじんわり蕩けていく。 「僕は宗吾さんのサンタさんになれるでしょうか」 「もちろん!」  宗吾さんの指先がそっと僕の胸をなでてくる。軽く首筋に口づけられる度に、甘い吐息を漏らしてしまうよ。  気持ちいい――  僕は耐えきれず、深く息を吐いた。 「……宗吾さん、僕……」  言葉にならない想いが、胸いっぱいに溢れてくる。 「……ん、瑞樹……好きだよ。全部、好きだ、全部、欲しくなる」 「僕も……欲しいです。満たして欲しいです」 「嬉しいリクエストだ」  静かなクリスマスの夜、二人だけの甘い吐息が重なっていく。  宗吾さんの重みを感じると、彼の温かさで包まれた。  僕は小さく、震える声で―― 「……好き……」  その一言に、宗吾さんは嬉しそうに微笑み、さらに腕を強く回してくれる。   「サンキュ……俺も愛してるよ」 「あっ……」  僕の心も体も、もう蕩けてしまいそうだ。  最高の贈り物を交換しあう聖なる夜が更けていく。    このぬくもりは、  僕たちだけが知っている、クリスマスのひみつだ。

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