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話)『逆⁉︎』

僕には恋人がいる。可愛い恋人だ。僕の通う高校の生徒会長で、誰よりもカッコよくて、頭が良くて、みんなの憧れの存在。 そんな彼と付き合ってることは隠している。みんなには秘密だ。僕は彼の親衛隊隊長をしている。隊の長をしておきながら、隊のメンバーに示しがつかないから。だから秘密なのだ。 校内でイチャコラ出来ないのはとても切ない。僕は彼に頭を撫でてもらう事が好き。彼を抱きしめて、ちゅっとキスをしたい。でも、秘密だ。とても悲しい。欲求不満だ。 朝会。月一で行われる朝の集会では、生徒会長の言葉というものがある。彼が胸を張って堂々と言葉を放つ姿に僕はめろめろだ。 「以上で、朝会を終了とする。」 彼のエロボイスだけで僕の股間は踊り出す。何人の生徒がトイレに走って行っただろうか。勿論、僕は彼にメールを入れて、秘密の逢引だ。 僕と彼は愛し合っている。それでも、たまには嫉妬する。彼の親衛隊はこの学園で一番大きい。つまりは彼はとても人気なのだ。内緒で付き合ってる身からしては、あまりベタベタと他の生徒と触れ合って欲しくない。 つい先日、転校してきたもじゃもじゃ頭の転校生。僕の彼にキスをした。僕はそれを間近で見ていた。それは、仕方のない行為だった。偶然であり、わざとじゃなく、事故だった。 体勢を崩した転校生を庇おうとしたら、庇いきれずに一緒に倒れ、ちゅっだった。つまりは唇と唇が間違って当たってしまったのだ。 怒りか悲しみか。取り敢えず涙が出た。ポタポタと落ちる涙を堪えることはしなかった。はっとこちらを見る彼。目が合うと同時に僕はパタパタとその場から逃げ出した。 「待て‼︎」 後ろから声がする。でも、逃げた。悲しい、辛い、切ない、苦しい、怒り。負の感情がひしひしと溜まっていく。 ある程度、走ってから体力が尽きて足を止めた。それを好機と取ったのか、彼は僕の腕を掴んだ。 「わざとじゃない。もうこんな事がないようにする。だから、泣かないでくれ。お前が泣いたら俺は…。」 「わざとじゃないって分かってる。でも、悲しかった。秘密の関係でも、僕達は付き合ってる。お願いだから、僕以外の人とキス、しないで。」 「もうしない。次は絶対に避ける。約束する。」 約束。そう言って、彼は僕とキスをした。 彼の部屋へとそっと移動する。 2人揃って、ベッドへなだれ込む。ちゅっちゅと音を立ててキスをする。彼はそっと僕のズボンのチャックを下ろしていく。モノを取り出し、舐める。 「きもちいいか?」 コクリと頷く。音を立てて舐め、そして咥え込んだ。ああ、いつも堂々と体育館の舞台に立つ彼が自ら僕のモノを咥えている。それだけでもう…イきそう。 「なぁ、もお、いいか?挿れても、いいか?」 「そんなの、聞かなくていいよ。」 彼は器用に自分のナカをほぐし、僕のモノを掴んで挿れた。 「ふっぐぅ…。きもっ、ち、いいか?」 ほっぺが真っ赤になっている。そんな彼が可愛くて仕方ない。キス、勝手にしたことは許してあげよう。でも、お仕置きはしないといけない。悲しかった。本当に、僕は悲しかった。 なら、同じくらいの悲しみを彼に与えよう。 締め付ける彼のナカで僕は果てた。 翌日の朝会。 いつものように彼は体育館の舞台に立っている。その頬は少し赤みがさしている。僕は、僕だけは、彼の様子がいつもと違う理由を知っている。 「お仕置きの時間だよ。」 僕はポケットの中に入っているリモコンのボタンを押した。 ______________________ 僕っ子は基本的にネコである。俺様会長様は基本的にタチである。だから、逆にしたら「逆だろう」となる筈だった。そうでもなかった。 馬場が六条に、こんな感じだと逆ってならない?っていう例を込めて書き上げた作品。でも、本人はむしろあれ?意外と好きかも…俺様会長受け…となって見せるのやめた作品。

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