・オメガバースとは…… 　 　男性、女性の他にα（アルファ）、β（ベータ）、Ω（オメガ）という３種類の性がある。 　（男α,女α,男β,女β,男Ω,女Ω）など、６種類の性別が存在する。 ・次にα、β、Ωとは…… α:希少で生まれながらにして優秀。またリーダー性やカリスマ性がある。優秀な子を残すことが出来る為、社会的地位も高い。 　 β:ごく普通の人。最も人口が多い。ベータの多くは、異性のベータと結婚するのが一般的。 Ω:アルファよりも更に希少な存在。3か月に1度『発情期』がある。この発情期によりアルファやベータを誘発するフェロモンを出す。発情期間中は妄りにフェロモンを出して人を誘ってしまうことからΩは社会的地位が低い。また、男のオメガには子を孕める器官も存在する。 　 ・α，β，Ω の比率…… 　　 　α:2割　　β:7割　　Ω:1割 ・発情期（ヒート）とは…… 　 オメガのみに発現する。10代の後半から発情期（ヒート）が現れる。自分の意志に関係なく、約3か月に1度の頻度で1週間程度、強いフェロモンを体から放出する。この発情期間中はアルファやベータに見境なく欲情してしまう為、それ以外のことを何も考えられなくなる。その為発情期間中のオメガは家に閉じこもることが殆どだといわれている。 　 ・抑制剤…… 　発情期を抑え込む薬で副作用も少なからずある。高値で売られている。 ・番（つがい）とは…… 　アルファとオメガの間でのみに発生する特別な繋がり。オメガが発情期を起こして性行為を行った際にアルファがそのオメガの項を嚙むことで番となる。番ったオメガはフェロモンが変質し番のアルファにしか効かなくなる。 ・運命の番とは…… 　アルファとオメガにのみある番よりもより強固な繋がりで、別名『魂の片割れ』とも言われている。出会った瞬間に強い衝撃を感じる。運命の番はおとぎ話にしか存在しないと言われているほどで近年では都市伝説として話題になっている。