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愛してほしいだけなのに03~アルバイト~

健二さんと一緒に過ごすようになってから、半年が経った。 僕は何不自由ない生活を送り、相変わらず健二さんのオフィスの片隅に住んでいる。 健二さんはここには住んでいなくて、すごくたまに帰る自宅があるみたいだったけど、まだ僕は家に招待されたことはない。ただ、屋根があって、美味しい料理を健二さんは運んでくれていたし、別段外に出たいという欲求もなかった。 だけど、やっぱり僕は健二さんのおうちに行ってみたくて、健二さんにお願いをしてみることにした。パソコンに向かい、いつもと同じようにカタカタとキーボードで何かを打ち込む健二さんに後ろから声をかけた。 「健二さん、今少しお話してもいい?」 「どうした?」 健二さんは振り返って僕を見る。 「ん? なんかあったのか?」 モジモジとしている僕に、再度健二さんは顔を見ながら聞いてきた。 「あの……、すごい突然なんだけど……僕、健二さんのおうちに行ってみたい……」 健二さんの顔が急に曇った。 「う~ん……でも、外に出たら宏隆のお母さんとお義父さんに会っちゃうかもしれないし、外はやっぱり危険だよ。ここにいる限り、宏隆は安全だと俺は思うよ」 「そっか……。そうだよね……」 僕は断られたことにショックだったけど、やっぱりお母さんとお義父さんには今更会いたくないし、しょうがないかと諦めた。 「な~んだ、エッチな気分になっちゃったっていう報告をしにきたのかと思ったよ」 健二さんはケラケラと笑いながらそう言い、僕の頭を撫で、そのまま僕を健二さんの体に引き寄せた。 「そろそろ俺も休憩して宏隆とお話するかな」 健二さんは僕を膝の上に座らせて、躯体のあちこちをエッチな手つきで触りながら僕に話しかけてきた。 「宏隆は今の生活に満足してる?」 「うん。だって僕はもらったお部屋があるし、健二さんも優しいから不満はないよ」 「そっか、でもね……そろそろ話さなきゃいけないことがあってさ……」 健二さんは僕のペニスを服の上から揉みながら話し続ける。 「話さなきゃいけないことって?」 僕は健二さんに聞いた。 健二さんは暫く黙り、僕の勃起してきたペニスを揉みながら、何かを考えているようだった。 「少しだけ家賃が苦しくなっててね。まぁ、俺の力不足なんだけど……」 「お金が必要だっていうこと?」 僕は健二さんに聞いたけど……また返事まで間が開いた。その間に揉まれているペニスはどんどん大きくなってしまって、健二さんはそれを握って摩るように触っている。 「気持ちよくなっちゃった?」 健二さんはエッチな顔で僕を見ると、深いキスをしてきた。ねっとりと舌を絡め、上顎を舌でなぞり、手は僕のズボンと下着をずり下ろさせた。 空気に触れたペニスを健二さんはぎゅっと掴み、いつものように鈴口をグチグチと音を立てながら嬲っている。 「宏隆がすこ~しだけアルバイトしてくれたら、いつまでも一緒に住めるんだけどな……」 「僕、アルバイトとかしたことないけど、健二さんのためなら頑張る!」 健二さんは僕の言葉を聞くと、嬉しそうに言葉を返した。 「じゃあさ、今日の夜からでもアルバイトしてくれる?」 「えっ? 今日から……?」 僕は心底驚いたけど、鈴口を嬲られながらだから頭はよくまわっていなかった。 「僕でも……できるお仕事……?」 「この家の中でアルバイトするから、外に出る危険もないし、大丈夫だよ」 健二さんは優しく微笑んだ。 僕は健二さんのお仕事の手伝いができるんだと思って本当に嬉しくなった。 エッチなことは中途半端なままだったけど、健二さんは仕事に戻り、僕は部屋で漫画を読みながらアルバイトに呼ばれるのを待っていた。 隣の部屋から、健二さんが携帯で誰かと会話しているのが聞こえる。電話の相手は分からないけど、とても仲が良さそうに話しているからお友達かもしれない。 そうこうしているうちにドアチャイムが鳴り、誰かが来たようだった。僕は慌ててそーっとドアを閉め、耳を澄ます。 「ほらこれ、今回の分。3万でよかったんだよな。それにしても、まさか今日からいい思いができるなんて思いもしなかったよ。どうやってオーケーさせたんだ?」 おうちに来た人の会話内容が理解できない。 健二さんも笑いながら返事をしてるけど、それも僕にはよくわからない。 「いや、もうさ。あちこち全部調教済みだから、オーケーなんてさせなくても触るだけで感じちゃうし大丈夫」 その話の内容は、もしかすると僕のことかもしれないと思ったけど、アルバイトの内容も聞いていなかったし、調教なんてされたことはないと僕は勝手に安堵した。 暫くすると、健二さんが僕の部屋に入ってきた。 「お友達は帰ったの?」 僕はおそるおそる聞いてみたけど、帰っていないとすぐに分かった。 健二さんはお友達と一緒に僕の部屋に入り、抱きしめながらこう言った。 「宏隆……今日からアルバイト宜しくね。ずっと一緒にいようね……」 健二さんは僕にキスすると、すぐにお友達が僕のペニスを服の上から撫でる。僕はきっとこの人とセックスしちゃうんだろうと気付いたけど、昼間中途半端にされていたのもあって、すぐに勃起してしまった。 「本当だ、よく躾してある……、これは愉しめそうだな……」 お友達が言ってる意味は僕には分からないけど、健二さんは笑いながら会話を続ける。 「ははは。そりゃぁねぇ、こんな可愛い子がいたらほっとけないじゃないか」 「それもそうか。最初はお前も一緒か?」 お友達は健二さんもセックスに混ざるのか聞いているらしい。 「どっちでもいいよ。眺めて酒を飲むのも悪くない」 「じゃあ、好きにさせてもらおう」 僕は、どうしたらいいのか分からなくなって躯体が少し強張った。 ただ、セックスは大人になるためのことだと、ずっと教えられながら生きてきた僕は、これも大人テストのひとつなのかもしれないと思った。でもどこか間違えているような気もして、僕は健二さんに聞いてみた。 「今日のアルバイトもテスト?」 健二さんはすぐに「そうだよ」と返し、お友達が僕をベッドに押し倒した。 お友達は、すぐに僕を全裸にすると体中を舐め、勃起したペニスもペロペロと舐めている。この人の舌は、健二さんと違ってザラザラしていて、僕はすぐに気持ち良くなってしまった。 「んっ、ぁあん……」 「あぁ、いい声だ。堪らないな……」 お友達はそう言うと、僕のペニスを完全に口に含んでジュポジュポと吸い上げる。吸う力が強すぎて、僕は少し腰が引けてしまったけど、すぐに腰を抱き抱えられて元に戻された。 「あっ、ぁあんっ、んゃあ……っ」 お友達は優しくなんて抱いてくれなかった。それからすぐに僕を四つん這いにさせると、ローションを使って、すぐにペニスをお尻に突き挿れた。 「ぁあああっ! あああああっ」 いつもは、健二さんが指を挿れて慣らしてから挿れてくれてたけど、お友達は容赦がなくて僕は少し痛かった。 「ゃあっ、い、た……ぃっ……、けん、じ、さ……っ」 健二さんは名前を呼ぶとすぐに僕の横に来てくれて、お友達に話しかけた。 「おいおい、いくら慣れてると言っても、少しがっつき過ぎじゃないか?」 「いやぁ、悪い。あまりにも上玉だから我慢ができねぇんだよ」 「宏隆に嫌われたらお前は出禁にするぞ」 ちょっとだけ怖い顔をしている健二さんがいた。こんな顔は見た事がなかった。 「宏隆、まだ続きできるか? できないならそれでいい。お前の答えを聞かせてくれ」 僕は「もういやだ」と本当は言いたかった。健二さん以外に抱かれるのも本当はイヤだけど、大人テストだから続けなければならないと思って聞いてみた。 「ここでもしイヤって言ったらテストは不合格?」 「そうだなぁ……、一応不合格だけどテスト自体がちょっと過激すぎたから、どうしようかな……」 僕はなんとしても、健二さんが出してくるテストに合格し続けたかった。 「だいじょ、ぶ……でも……、もう少し痛くないのがいい……」 その言葉でまたお友達とのセックスが再開された。 お友達はさっきと違って、とってもゆっくり僕にペニスを出し挿れしている。痛みはすぐになくなって、健二さんに見守られながらのセックスはなんだかいつもより興奮した。 ~~~続く~~~

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