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第9話
愛生side
あの日から五年…。同じ大学に入り、二人同棲を始めた。今でも困ったことがあると父さんのところに行って、手助けをしてもらってる。
そして、睦月も、父さんと仲良くやってるみたいで時々お茶会をしてるらしい…。
「今日のお茶会は楽しかったか?」
「うん。楽しかったの!チョコケーキお土産にくれたよ!」
「そうか、明日は俺とお茶会してくれるか?」
「うん!」
睦月は相変わらず可愛くて、不安定だ。ただ、前よりもいっぱい会話が出来るようになった。そして、夜も……。
ウリをやっていたからさぞ凄いテクニックがあるのかと思えば、全くそんなことなくて……。快楽になれなくて初めて抱いた日はあまりの快楽に気持ちと泣いて、気を失ってしまったほどだった…。
「あした、休みだよな?」
「うん…」
「抱いていいか?」
「…うん。…優しく、してね…?」
今でも誘えば、恥ずかしそうにしてる。そのピュアさがとても可愛くて、いつも理性を保つので精一杯だ…。
これから先も、ずっと二人で…。幸せな時間を一緒に過ごそう……。
Fin
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