74 / 346
《7》*
「昨日、お前が死んだみたいに寝てる間に、後始末は簡単にしたけど、まだ中に残ってるかもしれないしな…」
「あ、あっ…!」
サラリととんでもない事を良いながら、良次が後ろに指を差し入れていく。
「や…、入れ…るな…」
「入れなきゃ掻き出せないだろ」
まだ、濡れている奥は、すんなりと良次の指を飲み込んでいく。
くちゅっ、という生々しい音に、自分の中に昨日の名残がまだ残っている事を、嫌でも思い知らされる。
「すげぇ、濡れてる…」
まるで、自分が女の子の様に言われて、恥ずかしさに唇を噛む。
「そ、それは、昨日…テメェが…」
「俺が?何?」
「っ…、散々っ、中に出すからっ」
非難のつもりで言いながら、後ろを振り返る。
だけど、昨日同様に、情欲に潤んだ良次の目とぶつかる。
「俺に種付けされたから、濡れてるって?」
「なっ!!??」
「本当、お前煽ってくれるね。ワザとなの?」
「ふっ、ぁぁっ…、ゃぁ…!」
掻き出すとは程遠い指の動きに、堪らず啜り泣く。
「男の精液で後ろ濡らしてるんだ?」
「変…な事言うなっ…!あっあっ…!」
良次の指がぐちゅぐちゅと音を立てて、内壁を責め立てる。
「お前が言ったんだろ」
「言ってないっ…、そんな風に…、言ってないっ…!」
必死に首を振って否定すればする程に、中の指は快楽を引き出す様に蠢いた。
ともだちにシェアしよう!