「物欲しそうな声出しやがって…。一晩でこんなにエッチな体になっちゃって…、もう女の子とセックスできないね、お前」 「あっ、あぅっ…！」　 「どうして欲しいのか言えよ」 耳元で囁かれると、もう何も考えられ無かった。 「良次の…入れて…！中に、欲しいよぉ…！」 「は…、も、お前、最高…！」 「アアーー！！」 押し広げられる感覚に、忘れていた痛みや苦しさが呼び戻され、叫ぶ。 だけど、すかさず良次の指が前の勃起に絡みつき、先走りの滑りを借りてクチュクチュと音を立てて、扱く。 そうすると、痛みや苦しさまで消えてしまう。 いや。 痛みや苦しさまで、身体は快楽にすり替えて、より大きな快感に変わってしまう。 その間に、慎重に良次は腰を推し進め、俺の中へとペニスを収めていく。 収めきる瞬間、良次が最奥に突き入れる。 「あっ、あっ！！」 衝撃と快感に良次の手の中で、射精していた。 「ほんと、やらしい身体…」 「や…、ま…、待って…！あっ、あっ…！」 まだ射精の途中なのに、腰を使い出した良次に泣きながら静止を訴える。 だけどそんな懇願は無視され、ペニスまでも扱き続けられる。 頭の中で火花が散っている様で、気持ちいいのか、そうでないのかも、もう分からなかった。