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キミは俺が守るから

「っ……」 会長に山南くんたちに中に出されたモノを掻き出されていた。 「大体出せたか……」 「あ、あの会長っ!」 他人からそんなとこ触られるとかされたことないから、妙に恥ずかしい。 「あぁ。すまない」 「あとは大丈夫か?」 「はい……」 まるで子ども扱いされているみたいだったけど、会長には構わないって思ってしまっていた。 そのまま風呂に入っていると…………。 「三上くん、着替えおいとくから」 「はい」 会長の隣にいた風紀委員長だったと思うけど。 そう言ってくれた。 「あがったか」 「こっちにおいでよ?」 二人のそばに行くと隣の仮眠室に連れていかれた。 「疲れたんじゃないか?とりあえずやすんでるといい」 いつのまにか寝ていたらしく次目を覚ますと知らない部屋にいた。 「起きたか?」 「会長?」 「ここは俺の部屋だから大丈夫だ」 そう言って頭を撫でてくれた。 撫でられると安心してしまう。 「何この感情は」 まるで会長に惚れてるみたいな感覚じゃないか。 それから。 ぼくは会長と仲良くなり。 冬には付き合うことになった。 来年は卒業しちゃうけど。 それまであなたのそばにいさせて欲しい。 まだ人が怖いけど。 それでも。 ぼくはあなたのそばにいたいんだ。 会長。 好きです。 大好きです。 ぼくとあなたの出会いはきっと運命だったんだと思うよ! それでもいいから。 そばにいさせて下さい。

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