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安心できる存在

駒井くんに必ず助けるからと言われたあと、いつものように第2視聴覚室にやってきた。 「早かったな?」 「山南くんが早くって言ったじゃない!」 「……じゃあ始めるか?」 いつものように3人は僕に近づいてきた。 いつものようにキスして。 服を剥いで。 体を弄んで。 みんなの気が済むまでそうして。 でも。 この日は違った。 「生徒会だ!……キミたち何をしているんだ?」 しばらくの沈黙のあと。 「何って見てわかりません?SEXですよ」 「乗り込んできてなんなんです?生徒会長」 みんなの顔はわからないけど。 どんな感じの顔してるかわかる。 「三上、同意か?」 会長はぼくの顔を覗き込みながら聞いてきた。 あれをばらまかれてもいい。 こんなのは嫌だから。 頭を横にふった。 「秋山!」 「直ぐにくるよ!」 そして。 しばらくして風紀委員のひとたちが入ってきた。 これで本当に大丈夫なんだろうか? そう考えているて……。 「大丈夫だよ」 会長はそういいながら抱きしめてきた。 「里川……」 人が怖いのにはかわりないけど。 会長にそうされると何故か安心できた。 しばらくして。 「とりあえずシャワー浴びるか?」 「それがいいな」 「秋山。これでこの子の下着とシャツとか買ってきてくれ」 「三上くん。服のサイズはいくつ?」 「Mサイズです」 「里川と待ってて。こいつは何もしないから」 ぼくは会長に抱き上げられ生徒会室に。 顔を見られないように服で覆い被せてくれた。 「今、お湯ためてるからしばらくこうしてようか?」 お湯がたまるまで会長に抱き締められていた。

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