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悪夢の終わり

「里川ー」 「お前に客ー」 誰だ? 生徒会の奴らか? 「キミは?」 「俺は1-Aの駒井っていいます!」 「何かあったのかい?」 「人が少ないとこで……」 俺たちは渡り廊下へときた。 「三上なんですけど」 「どうした?」 「あいつ、山南と三日月、中村に無理やりされています」 「やっぱり……」 「俺は三上が中学の時みたいに何も出来ないのは嫌だからっ」 「駒井、教えてくれてありがとう」 「第2視聴覚室です」 それはチャンスだと思った。 ならば! 「秋山、第2視聴覚室に行ってくれ」 それだけ言うと携帯を切った。 そして。 俺も急ぎ第2視聴覚室へ向かう。 「秋山!」 「早かったな」 「どうだ?」 「今まさに真っ最中!」 「ならばっ」 乗り込むなら今だ! 「生徒会だ!キミたち何をしているんだ?」 そして。 彼らは開き直ったかのように言ってきた。 「何って見てわかりません?SEXですよ」 「乗り込んできてなんなんです?生徒会長」 「三上、同意か?」 俺は三上を見据えて聞いた。 三上は頭を横にふっていた。 「秋山!」 「直ぐにくるよ!」 そして。 風紀委員のメンバーがやってきた。 三日月、中村、山南は風紀委員に連れて行かれた。 「大丈夫だよ」 「里川……」 わかっている。 三上は怯えていた。 「とりあえずシャワー浴びるか?」 「それがいいな」 「秋山。これでこの子の下着とシャツとか買ってきてくれ」 「三上くん。服のサイズはいくつ?」 「Mサイズです」 「里川と待ってて。こいつは何もしないから」 俺は三上を抱き上げ生徒会室へ。 「今、お湯ためてるからしばらくこうしてようか?」 俺は何故こんなことになったのかを聞いた。 三上にもよくわからないみたいだった。 ただ最初色々された時。 山南に動画に撮られていたらしい。 それをばらまかれたくなかったらと脅されていたらしい。 酷いことをするな!

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