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悪魔

エクソシスト【久方三作】 名前こそ純日本人というような名前だが容姿は大分麗しい有名な悪魔狩りの名前だ。 黒い髪を後ろで三つ編みにし、眼鏡越しに見える瞳は青い。 身長は平均的な日本人男性より高く、日本人離れをした容姿。 麗しい容姿とは裏腹に実力は本物で獲物は特注で作られた銀成分を含むカタナである。 あるときは大柄の悪魔を一薙ぎで殺し、あるときは女の悪魔の首を容赦なく落とすエクソシスト。 そんな彼の元に一つの依頼が飛び込んでくる。 悪魔に憑かれた少女が夜な夜な人を喰い殺しているという依頼だ。 昨今の日本ではありきたりな内容だが、エクソシスト以外の普通の人間では太刀打ちできない依頼だ。久方は依頼主に了承の意を電話で伝え少女の元へ向かった。 豪邸。 そういう表現がしっくりくる屋敷の前にて久方は時計を見る。 夜の9時。少女が暴れ回るより少し前の時間の到着。 呼び鈴を鳴らし、中から人・・・おそらく使用人だろう人物が現れ久方の顔を見てあからさまにほっとした顔をする。 夜分の来訪を詫び、屋敷に入るとそのまますぐに屋敷の主の元へ通される。 屋敷の主は久方の来訪を喜び、手を握り涙を流し娘を救ってくれと懇願する。 悪魔に憑かれた少女は地下の牢にて監禁されているらしく、久方は地下へと向かう。 「どんなことがあっても決して踏み入れぬよう。朝になっても出てこなかったら私は喰われたのだと思ってくれてかまわない」 そう言い残し。胸に下げられた十字架にキスをしてから久方は地下への扉を開けた。 地下は瘴気がと呼ばれるものが充満していてとても息がしづらい。久方は一瞬眉をしかめると前方を見据え歩き出す。 地下は土壁が見え。もろく、これでよく悪魔が憑いた人間を拘束できていたなと思う程だった。やがて暗闇の中から鉄格子が見え、そこに少女が倒れている。 久方は格子扉を開け少女を抱き起こす。 少女は息絶えていた。どういうことだ?と考えすぐに「はめられたか」と納得する。 おそらく本当の悪魔憑きは別にいる。しかも上位の悪魔だ。 悪魔にはわかりやすく二種類存在する。下位と上位の悪魔だ。 下位に憑かれると人は理性をなくし暴れ回る。下位の悪魔自体に思考というものが存在しないためといわれてはいるが実際のところはわからない。 一方上位の悪魔に憑かれると高い理性を持つ上位悪魔は人間の体を自由に使いこなし、操り、人間を苦しめる。 人生生きてきた中で両手で数える程だけ上位と思わしき悪魔と対峙はしてきた。 どの悪魔も狡猾でずる賢く罠を使う。 その手口が今回の出来事と似通っていた。 久方は地上へ向かう。 地上への扉を開けたときに血の匂いが一気に襲ってきた。 死屍累々。 屋敷にいたであろう使用人達が庭にうずたかく死体となって積み上げられていた。 その前、死体の前に屋敷の主人がいた。 「ああ。もう出てこられたのですか。ですが準備は整いました」 久方は屋敷の主人・・・いや、悪魔の前に出る。 「何が目的だ」 「言うとお思いで?」 「ならいい、殺すまでだ」 悪魔に向かい突進し、心臓を一突きで仕留める。 しかし。 「我らが主。器を贈ります」 その声と共に久方の体は燃えるように熱くなり、意識を失った。 「お前を地下へと誘ったのは、屋敷の住人を贄とし殺す時間を稼ぐため」 褐色の手が胸を滑る。 「そして完成された陣で転送されお前は見事に我が手中へと落ちた」 頂を撫でられ喉がのけぞる。 「いくら強いとは言っても所詮は人間。せいぜい、我に殺されないように啼くが言い」 「あっ、あっ」 あられもない声が出る。 目を覚ました久方が見たのはあの屋敷より深い瘴気の世界。 俗に魔界などと呼ばれる悪魔の領域。 その領主であり悪魔達の主である悪魔【サタン】におもちゃとして上位の悪魔に【贈られた】のだ。 サタンの容姿は褐色に白髪の美丈夫であり、容姿だけでは多少目は引くものの人間と差異はない。だが、発せられる瘴気が人間のそれではなく。恐ろしかった。 そしてこちらで目を覚ましてから、久方は性的快楽に嬲られていた。 今もこうしてサタンに撫でられるだけで孔がうずき触ってくれと収縮する。 目は潤み、エクソシストとして前線で戦っていた顔は快楽に溶け啼く。 手足には何の拘束もない。いやそう見えるだけ、サタンにより手足の主導権を奪われたからだ。強い悪魔は言葉だけで人間を魅了する。久方とサタンの間には決定的な力の差があった。そして今では言葉に操られサタンが命じるままに手足は動きあられもない姿をとるほど。 「今日は何して遊ぼうか」 サタンがつぶやく。久方は溶ける思考の中また地獄のような快楽が始まるのかと戦慄する。 「い、やだ・・・」 「我の玩具が我に逆らうか」 サタンが目を細める。手が、熱を集めそそり立つ中心を握り久方は悲鳴を上げた。 そのまま上下に動き、快感が高まり一時もしないうちに熱が中心から解放される。 荒くなった息を整えるために口を大きく開くとサタンが噛みつくようなキスをし息を整えることができない。 やがて解放されるころには意識は朦朧とし顔は真っ赤に上気し、気絶する一歩手前まで追いやられていた。 サタンはにやりと嗤い、久方の口に指を差し入れ口内を弄りながら 「ではお前がどの程度の快楽にまで耐えられるか、実験をしよう」 そう言うとパチンと指をはじき、悪魔を呼び出す。 サタンのような人型のものもいれば獣、触手と呼ばれる体をした悪魔達がぞろぞろとサタンのいる部屋へと姿を現す。 「サタン様・・・」 「容赦をする必要はない。やれ」 人型の悪魔がサタンの名を呼ぶとサタンは久方の体を抱き起こし悪魔達の方へと押しやる。 四肢が勝手に動き悪魔達の前まで数歩あるきしゃがみ込むと、四方から悪魔達の手が伸びて久方を捕らえる。 「やめろっ・・・!」 久方が動かない四肢の代わりに口で抵抗の意を示すが、悪魔達はかまうものかとばかりに快楽の熱で浮かされた久方の体をまさぐる。 「俺は口をもらう」 「では私はこちらを」 「じゃあ俺は足をもらおうかね」 四つん這いにされもう一度逆らおうと口を開くと悪魔の剛直が喉奥まで入り込み反射で噛みつこうとすれば、サタンに「やめろ」といわれ口の主導権まで奪われる。 息もできないほどに口内を攻められ嘔吐きながらもサタンは面白がって久方の舌を動かし口内の剛直に刺激を与えさせる。 異形の悪魔が、己のそそり立った剛直を久方の脇の間に挟み込み息を荒げて腰を振り始める。 背後、獣型の悪魔が久方の体に乗り上げ久方の中心と己の剛直をすりあわせ自慰する。 前後左右、暴れたくなるほどの快楽と羞恥に襲われながらも久方は自由のきかない体で受け止める。 「んぅ!んぁ!?」 口を男根で塞がれているため満足に喘ぐことができず、くぐもった悲鳴をあげる。 どくん 体に触れている剛直が脈動し、射精が近い事を感じ取るとなんとか悪魔達の手から逃れようと身をひねるがサタンがそれを赦さない。 「~~っ!!!!」 口内に、脇に、足に。 精液がかけられるのを感じ、久方の体は脱力し崩れ落ちる。 それを触手型の悪魔が己の触手で胴体を固定することで防ぎ、久方の体は宙につるされる。 手を頭上に、足を触手によって開脚させられ久方の孔に一本の凶悪なほど太い触手が忍び寄る。その太さは幼児の腕ほどの太さで所々に突起がついており、快虐におとしめさせるために用意されたものだとわかる。 久方はうっすらと目を開け悪魔達の向こう、奥に鎮座するサタンを瞳に写す。サタンは久方の視線を受け嗤うと「やれ」と一言短く命じ久方の秘孔に触手が突き刺さる。 「あぁぁぁぁあああああ!!」 久方の絶叫が部屋に響き渡る。 触手は回転しながらピストンを繰り返し止まる様子もなく久方を追い詰める。 久方は目を見開きガクガクと体を震わせよだれを垂らしながら、その快虐を無理矢理受け入れさせられる。 孔の縁が切れ痛みを感じながらも、快楽もしっかりと拾っているようで、久方の中心は萎えることなくそそり立ち白濁を漏らす。 やがてピストンのスピードが増し触手から大量の粘液が放出されると久方も同時に射精をする。 「あっ・・・あぁ・・・」 目は虚になり、瞳には何も写していないそんな様子を悪魔達は嗤いながら手を緩めることなどせず、久方の体に快虐を刻んでいく。 一体の悪魔が、胸に手を這わせる。 「ここを女のように改造したらさぞ面白いだろうな」 そう言うと背後をチラリと見、サタンが「いいだろう」と言葉を漏らすと嬉々として小さくそそり立つ乳首に犬歯を立てて噛みつく。 いや犬歯などかわいいほど、もう鋭利な刃物ともいえる歯を乳首に沈めると、乳首から血があふれ出る。 その行為に対し久方が小さくうめけば、悪魔はニヤニヤとした嗤いを止めることなく犬歯を離し、ねろりと乳首に長い舌を這わせる。 その痛いがなんともいえない快楽を与える刺激に弱った体ながらもビクビクと反応する久方に注射針ほど細く鋭くとがった触手が近寄る。 両胸の頂に先端から液を漏らし近づくと、一気に乳首に突き刺さる。 「ひぃっ・・・・!」 久方の手がびくりと動き触手を止めようと伸びるが、触手は深く突き刺さっているらしく手を添えた程度では全くもろともしない。 そうこうしているうちに久方の胸に触手の粘液が注がれ、胸がむずがゆいような張っているようななんともいえない感覚に包まれる。 やがて何かが胸からせり上がってくる感覚と共に悪魔の一人に乳首をつままれ悲鳴を上げると。 白い液体が両胸から飛び出てきた。 「なん、だ・・・これは・・・」 「母乳だよ知らねぇのか?これでお前はもう雌だ」 嫌らしい嗤いを浮かべながら悪魔はれろぉと乳首を舐め吸い付く。 久方は喘ぎ声を上げながら乳首から何かが吸い出される感覚に快楽を見いだし再び中心をそそり立たせ、絶頂する。 両胸の頂は可哀想なほど赤くなり、女性の乳首と間違えるほど大きく勃ちあがって、男根を誘惑する。 悪魔達はゴクリと唾を飲み込むと、すでに片方の胸に吸い付いていた悪魔にならいもう片方の胸に吸い付く。 「ひぃあ!」 快虐に落とされ声を止めることができない久方に次の魔の手が忍び寄る。 粘液を吐き出された孔がじわじわとうずき出したのだ。 それは遅効性の淫毒、効くのは遅いが持続性常習性は凶悪で何人もの人間を苦しめた代物だ。これは現代のエクソシストの技術では特効薬を作ることは難しく、一度身に受ければ抜けるまで捨て置くしかないという厄介な代物だ。 それが今、ようやく効果を現し始めた。 孔が脈動し男を求めるように、そこが不浄を排泄する孔だとは思えない動きをし、誘い込む。 その孔に獣型の悪魔が近づき一気に剛直を突き刺した。 「ぃぁああああ!!?」 ガツガツと動き己の快楽しか気を遣う余裕がないほど、孔は極上であった。 しっとりと濡れ、男根を包み込むかのように動き時に脈動する。 獣型の悪魔はうめき声を上げ膨大な量の精液を射精し、久方の薄い腹が膨れ上がるほどに。 悪魔の男根が抜けた孔を精液が漏れる前に触手が入り込み深いところまで入り込みピストンする。 過ぎた快楽に泣きわめきながらも久方は自我を失っていなかった。 ――絶対に逃げて、殺してやる そんな思いが久方の心を奮い立たせていた。 しかし、体は快楽に素直になり。瞳は弱々しく四肢はビクンと痙攣する。 胸には二体の悪魔が取りつき、母乳を吸い上げ。孔には触手が入り込みピストンする光景は誰がどう見ても滑稽であった。 重い腰を上げたサタンが立ち上がり久方に近づく。 孔に入り込んだ触手のみを残し、悪魔達が久方から距離をとった。 サタンは地面に横たえられた久方に横に膝をつき頬を撫でる。 そして嗤いながら告げる。 「玩具らしくなってきたな」 強い瘴気がサタンから放たれる。 ―――心地がいい 違う、違う。 何だ今のは、俺が思ったのか。 俺の心ではない、サタンが、そう操ったに違いない。 久方は己の心を否定し、サタンの元から逃げようとずるずると這いずりながら遠ざかろうとする。 しかしサタンが久方の体を抱え包み込む。 サタンに触れた肌から快楽が生まれる。 それは心地の良い気持ちよさでいつまでも浸っていたい気持ちになる様な、しかし与えているのがサタンだと思えば苦々しいものになる。 サタンが悪魔達に目をやると、逃げるように部屋から退出していき。 部屋には二人っきりとなった。 快楽に荒い息を吐く久方を尻目に、サタンが久方を組み敷く。 「さあ、今宵一晩啼かせてやろう。なに、死ぬことはない。存分に喘げ」 サタンの剛直がゆっくり孔に入り込み久方は背をのけぞらせ暴れる。それをサタンは屈強な両腕で抱き留め、その晩部屋から快楽に溺れた喘ぎ声がやむことはなかった。

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