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愛~永遠。
「好き、愛しています」
ウェリーは潤んだ瞳で目の前にいる力強い彼に微笑みかけると両の瞼に口づける。
「そういうところがね……ぼくを惑わすんだ……」
「?」
「判らないだろう? それなら、また君を抱くまでだ。明日はきっと君の腰は役に立たないだろうな」
苦笑を漏らすと、彼は再びウェリーの腰を持ち上げた。
「えっ、っひゃ!」
彼の言うとおり、その日からウェリーはしばらくの間、ベッドに縛り付け状態となり、立てなくなったのは言うまでもない。そして数ヶ月後、ウェリーは身籠もり、愛する伯爵と仲睦まじく暮らした。
嘗 ては『人食いゼフィール』という彼の噂は見事に消え去り、『慈悲深い紳士』と称されたという。
Fin
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