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キッと淳一たちを睨み、ビシッと指をさす。
風太「生徒会長になって、”背の高いものを廃止”するんだああ!!」
と大声で叫ぶ風太。
校門前の生徒たちは固まり、淳一はうっとりしている。
洋平はお腹を抱えて笑い、修司はあきれ返っている。
洋平「いや、なるったって、生徒会長になれるのは三年生だけだぞ?」
こらえきれない笑い涙を拭いながら、洋平は幼馴染である風太に言い聞かせた。
風太「え…!? そうなの!?」
驚きを隠せない風太を見て、淳一がさらにうっとりとした表情を浮かべる。
そして風太の頬をやさしく撫で上げる。
淳一「考えが浅はかでかわい――んんっ、そうだよ だから三年生になるまでは僕の秘書として生徒会に入らないかい?」
口づけをするような距離に顔を近づける淳一。
風太はその提案をぼうっと考える。
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