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どんなに体調が悪かろうと俺のノルマは変わらない。
倒れそうになる体は怠く、あちこちが痛む。
無理やり縛り付けられていることに感謝するなんてアホらしいと思いながら、自分をがんじがらめにする拘束具に寄り掛かる。
御簾越しに聞こえる声をぼんやりと聞く。
今度の討論に、投資先が、試験の、会社の収益を、試合に、主役の…
次から次へと訴えられる欲望の数々、舐められ、ねぶられ、温い湯で洗われ、またぬめる内に含まれる。
舐められる自分もだが、相手もこんなに気持ちの悪いことをよく平気でやるもんだ。と、ここに来たばかりの頃はそう思っていた。
けれど、そのうちそれは焚き込められた香のせいなのだろうと気付いた。
部屋に炊かれた甘い薫りの香。香炉から煙は一度上に上がり、そのあとはゆっくり、ゆっくりとと下がっていく。
どんな方法がとられているのかわからない。わからないけれども、僅かに流れる風の向きは必ずいつも同じ、自分のいる場所から客のいる方向に流れる。
自由になる目だけでいつもそれを追う。
こんな怪しい煙を吸って試合前のドーピングに引っ掛からないのか?
そう思うが今のところ声の主達が失格になったというニュースは聞かなかった。
そう、ニュース、まるで時代にとり残されたような奇妙な屋敷。
なにもかも古めかしいこの建物の中で、俺の部屋にだけ文明を感じさせるものがある。
テレビだ。
パソコンもタブレットもゲーム機も何もないのにテレビだけが部屋に置いてある。
奇妙なほどに部屋に馴染まない今時のデザインのテレビ。
閉鎖的な、この空間になぜテレビがあるのか…その理由に気づいた時から俺はテレビを見るのをやめた。
はあっ…れろっ…はっ…
どんな相手であっても薄布と御簾を隔てているため俺は相手の顔がわからない。
聴こえるのは声と呼吸音と水音だけ。
そんなある日、願いを伝え力を乞う御簾越しの声に聞き覚えがある事に気づいたのだ。
独特な掠れのあるすこし癖のあるその声は…母親の好きだった駆け出しの俳優。
あの頃テレビの向こうから聞こえてきていた声と同じ声。
ああ、このためか。
そう思った。
かつての神子達はさぞかし自尊心を擽られたことだろう。
きらびやかな世界にいる彼等を成功に導いたのが自分なのだと。
なんの意味のない自尊心を満たしたのだろう。
それに気づいてからはテレビをつけなくなった。
自分の爪を舐める者達がどんな者達なのか、わざわざ解るようにしているその悪趣味さが俺には酷く不快だった。
そして、若様の部屋にテレビはない。
世俗とかけ離れた…テレビごときには映らない、もっと大きなものを動かしている人を相手にしているから。そんな気がして。
俺は一族にとって使い捨ての神子。
テレビで使い捨てのように浮かんでは消えていく一時の栄華を誇るだけの人間達用の使い捨てのグズ神子だ。
「ふっ…ふふ…ふ、」
けれど、
若様はそのグズの爪を剥がして喜んで喰ってるんだ。
「あははっくくく…」
拘束具を外されながらくつくつ笑う俺に誰も反応はしない。
この儀式中の俺は神子で、竜と一体化した人とは違うものだから。
俺が泣こうが叫ぼうが関係ないのだ。
こいつらにとって俺は人ではなく神子だから。
神子は人ではないから。
ただの道具だから。
ああ、本当にこの一族はクソだ。
熱も下がった数日後、朝の禊の前に庭に出た。
久しぶりに出た庭は牡丹が満開だったが空はどんよりと曇り、朝とはいえ薄暗い。今日でさえこれほど見事なのだから、晴れた日の牡丹達はさぞかしきれいだろう。
「見事なもんだな」
さくさくと歩く俺の後ろ、離れた場所から世話役の男がついてくる。
木屑のようなものが撒かれた地面に植えられた牡丹、その側にあった庭石の根元に小さな花が咲いていた。
小さいピンクの花、五枚の花びらの内2枚だけ中心が赤く染まってる。という花だろうか。
小さな小さなその花をひとつぷちりと摘んで手の中で弄びながら庭を歩いた。ころりころりと掌で小さな花を踊らせながらを見上げる。
空だけが柵も壁もみえないように精密に設計された庭の唯一の外界と繋がる場所。
重い雲が立ち込める空だろうと、四六時中煙が満ちる空気の悪い屋敷の中よりも庭は数倍居心地がいい。
「葵?」
声をかけられ振り返る、そこには渡り廊下に立つ白い襦袢を着ただけの若様がいた。
「若様、おはようございます」
「ふふっ葵もこれから禊かな?」
「はい」
「そう、今日もいい天気だね」
「……はい」
若様はころころと笑いながら禊用の滝がある屋敷の奥へと向かっていった。
俺はそっとため息をついた。
先ほどまでの高揚した気持ちはもうない。
部屋に戻るための縁台に足をかけ、上がろうとしたがよろけ…倒れる前にいつのにか近寄っていた世話役が俺を支えた。
いつもと変わらない顔。
手の中にあった花は躓いた拍子に上がり石の上に落ちていた。男は無表情でそれを拾い差し出す。
小さな花は僅かに萎れ、くたりとした様は男の掌に懐いているようにも見えた。
「やるよ」
俺は花を受けとることなく部屋に戻った。
空は相変わらずどんよりと曇っていた。
若様の見ている世界と俺の見てる世界は少し違う。どちらが正しいのか、どちらが狂ってるのか…俺にはわからない。
わからないことが怖かった。
禊の間という池のような場所でザブザブと頭から冷たい水を浴びる。
毎日毎日欠かさず、熱があろうとなかろうと神子は強制的に水に浸けさせられる。
水には竜気が宿り、それを浴びることで日々失われる竜気を補い、己を清めることで竜気を受けるに相応しい器になるためなのだという奇妙な迷信じみた理由で。
御津明家の始まりは竜神信仰のあった村から始まった。
ある、山あいのその村の神社の裏には滝壺があり、その滝壺の底には竜が棲んでいた。村の人々は竜神様とその竜を怖れながら祀っていた。人々は竜が荒ぶることがないようにとその眠りを妨げぬように不可侵とし、竜は眠る己の側に人の営みがあることを許した。願うことも叶えることも乞うことも与えることもない。そんな関係だった。
竜ヶ淵とよばれたその滝壺は人気のない静かな場所で竜はその水底でゆったりと惰眠をむさぼつていた。
全く人の訪れることのなかったその竜ヶ淵に風変わりな童子が毎日来るようになった。
たった1人で童子が水に手や足をつけて水面を波立たせ、滝壺の周りを走り回り、飽きることなく遊んだ。
うち童子は竜ヶ淵を訪れる途中で見つけた花を竜ヶ淵に花を浮かべて遊ぶようになった。
竜はそんな童子を水底で微睡みながら感じていたがそれだけだった。竜と童子は幾年も変わらぬ日々を過ごしたが、二人が交わることはなかった。
無かったが、いつしか水の底から浮かぶ花を見ることを竜は楽しみにするようになっていた。
代わり映えのないはずの水面に水辺には咲かぬ色とりどりの花が童子の手によって咲かされる。季節によって異なるその花は水の流れに流されることが殆んどだったが、時折水の悪戯か竜の鼻先に届くことがあった。そんな時竜は水に溶けるその花の香りを楽しんだ。竜の眠りは暗き水底にありながら花の薫りに満ちていた。
ある日、花ではなく涙が水面を揺らすのを見て竜は沼の底から身を起こした。
いつも花を浮かべて無邪気に喜んでいた童子が沼の淵で泣いていのを水面越しに見て竜は「童子よ、なぜ泣く」と声をかけた。
童子は「わは、あたま、わるい、あたま、よくなる、するしたい」と足らぬ舌で話しだした。
人の時は短い。幼かった童子は僅かの間に大きくなり、年の頃は十五を過ぎた頃になっていた。年よりも幼いそのことばにこの童子は口寄せの才があるために虚けなのだと竜は気づいた。神の器となれる者は人の世では生きにくいだろうとも。
「その願い叶わば童子は何をする?」
竜は聞いた。童子は「あにうえ、を、たすける、し、たい」と泣きながら言った。
竜はなるほど、と水のなかで身をくゆらせて笑い言った。
「その願い、叶えよう」
そして竜は童子に左手の爪を剥いて与えた。
竜の力を与えられた童子はその力で兄を支え、共に家を栄えさせた。
兄弟は感謝を込めて竜を竜神として称え祀った。
そして竜ヶ淵を聖域とした御津明神社を建て、一族は竜の力で繁栄した。
それが御津明家のはじまり。
禊の間はそのはじまりの場、竜ヶ淵を模している。
らしい。
俺は一度も行ったことがないけれど…この一族が俺を竜ヶ淵に連れていかないことを鑑みるにおそらくそこに竜は居ないのだろう。
竜のいないただの滝を祀るこの一族は本当に滑稽だ。
ばちゃばちゃと音をたて岸まで歩く。
岸の先には畳まれたタオルと真新しい襦袢。
体を適当に拭き、新しい襦袢を着て禊の間をでる。
ぽたぽたと髪の毛から水が滴るのも気にせずに座り、差し出された温かな薬湯を飲む。
そっと俺の頭を乾いたタオルで世話役が拭いていく。
数日前、体調のすこぶる悪い時には世話役がぐったりとした俺を抱いて水に浸けていた。
ガタガタと歯の根も合わないほどに震える高熱の人間を冷水につけることは流石に気がとがめるのか、常々表情を変えない世話役にしては珍しく顔を眉をひそめていたのが可笑しかった。
そんなことを思い出しながらずず、薬湯を啜った。
温かな薬湯のおかげで腹の中が暖かい。おそらく、暖かいのは温度だけではないのだろう。奇妙に甘苦い味。これも、あの煙のようにきっと毒に近いもの。
飲み続けたら…
俺も若様のようになるのかもしれない。
「神子様の御手を…」
御簾越しに差し出された手を今日も知らぬ人間が嘗めていく。
俺の指先にぬめりを残して去っていく人を他人事のようにただそこにいる。
なんで竜はたかが子どもに自分の一部をあげたんだろう?
竜は兄思いの童子の想いにうたれ、なんて解説には書いてあったけれど…
この竜はそんな竜ではないだろう。村にいた竜は実は心優しき竜だったなんでオチはないだろう。
触れないように、怒りをかわぬように、先人の村人達がそうしてきたというのなら竜は荒神だ。
災いをもたらす禍つ神だ。
そんな竜がたかが子供の涙に自分の一部を与えるか?同情?そんなものをこの竜が持つのか?
憐れんで与えた?本当に?
その疑問はもし、俺がその竜だったら?そう考えたときすぐにわかった。
人にとって大きな力でも竜にとってはそれこそ爪のアカ程度のもの。
与えた爪だって、きっと無くても困らない程度のものだったんだ。
暇潰し。
竜にとってこの一族とそれを取り巻く人間達が、竜の僅かな力に振り回される様子そのものが、ただの退屈しのぎの暇潰しでしかないのだ。
くそったれが。
「若様が御呼びです」
「また?この前から一週間もたってないよ」
俺の返事に若様付きの世話役が眉をしかめた。お前の意見なんてどうでもい、とばかりに不快そうに。俺の世話役とは大違いだ。
俺はやれやれ、という態度を隠すことなく若様の部屋に向かう。遠くの方で若様のわめき声が聞こえる。
「早く…早く葵を!私のちからが、竜気が、ぼくの竜の加護が、葵!あおいをよべ、倒れた衝立やひっくりかえった香炉からくすんだ色の灰がちらばってひどい有り様だった。
そんな部屋を一直線に横切り若様は俺の腕をつかんで寝室に引きずり込んだ。
「あおい、あおい、ぼくの竜…」
若様は俺の指を口いっぱいに頬張りながら性急に着物をはだけさせていく。
「うあっ!あっ…若様っ!」
帯もほどくのももどかしいと合わせを割られふーふーと息を荒げる若様を慌ててとめる。
「若様、今日はまだ、慣らしておりませんっ…葵は痛いのは…」ふるふると震える演技で目に涙を浮かべ訴える。自分のことを名前で呼ぶなんて反吐がでそうだ。けれど無駄に抵抗すると酷く痛い目似合うのだとおれは嫌というほど知っているから。
俺を傷つけるやつに媚を売る。
「あ、ああ、ごめんね、葵、怖かったよね、いま慣してあげるから」
爪をしゃぶって落ち着いたのだろう、少し冷静さを取り戻した若様が俺の慣らされていない後孔をほぐしていく。
「あぁ…若様、んんっ!ふぁっ」
「葵、あおい、ぼくの…」
俺の指を舐める若様の首すじには前回つけた爪の跡がまだ残っている。
いつもより体も頭も動くのはひっくり返った香炉からは煙立ち上らないがからだろうか。
ああ、馬鹿で愚かな若様。
俺の不浄の孔をぐちぐちと執拗に掻き回すその指から俺に竜気が移っていることに気づかないなんて。
爪先に宿る竜気を移す条件は嘗めるだけじゃなく、他者の体内に爪先を埋めることだと気付かないなんて。
枯渇寸前になるまて自分の体内の竜気を計れないなんて。
それほどまでに能力が失われているのに必死に足掻くなんて。
なんて哀れで愚かな若様。
「くふっ…ああああっ…いっぁっ…」
しゅぶっ、れろっ、くちゅ…
耳元でしゃぶられる爪の音を聞きながら犯される。
再び香が焚かれ始めたのか体の自由がきかなくなっていく。
獣のようにむさぼる若様にゆらされた白い足が視界で痙攣するように震えてる。
あと少ししたらまた剥がされるのか、小指の小さな爪は無理だから残ってる中指か 人差し指、それとも親指…
ああ、本当に…みんななくなればいいのに。
目覚めた時左手のすべての指に包帯が巻かれていた。
「全部とか、あいつ、がっつき過ぎだろ」
呟いた声はかさかさになっていた。
「ううっ…」
頭を動かそうとして唸る。
首に走る鈍い痛み、どうやら若様に首まで噛まれたらしい。
「犬かよ」
はーっとため息をつくと世話役が音もなく部屋に入り俺の枕元に座った。
無言で口元に当てられた吸い口の中の液体を飲むと体がすっと楽になった。
くくっと喉で笑う。
今日はいつになく効果が分かりやすい。
そんなにも自分の状態が酷かったのか。
僅かに苦味のある液体を飲み下す。
指先の痛みはもうない。
竜気は儀式のたびに失われる。竜気が体内に満ちている間、神子は人から人ならざるものに変わる。人の欲をかなえ、きずつけられた傷の治りも異常に早い。
そして、体内の竜気が減れば神子も只人と変わらない。
常に補われ続ける竜気。
竜ヶ淵には居ない竜。
暇潰しの玩具でしかない御津明一族。
ならば答えは簡単。
竜は一族の側にいる。
己の玩具であるこの滑稽で奇妙な一族を今も観察し続けている。
すぐ近くで。
「こんなの見て何が愉しいんだ?なあ、竜神?」
俺は世話役に聞いた。
世話役はおや?という顔をし、そして、ニヤリと笑った。
「なんだ、解っていたのか。くくっやはり当代の神子は面白い」
「当代は若様だろう」
「あれは気狂いゆえに神子にはなれん、同族を喰いすぎだ」
ああ、やっぱり他の奴等の爪も食ったのか。いや、爪以外も…
俺は首の包帯に触れてため息をついた。薄々とは感じていた。いくら少子化とはいえこの一族は子供が少なすぎると。
「しかし、よう我に気付いたな、お主が知るのは伝承のみだろう」
「ばかいえ、普通の伝承が竜視点のわけがあるか」
くくくっと元世話役の竜は笑った。
あの一族の始まりの話を初めて聞いたとき奇妙な感覚がした。普通の伝承とは違う、そんな感覚。なぜかはわからなかった。少し前までは。
初代神子は爪を喰うまでは虚けであったという。なのに爪を喰う前の事まで事細かに描かれた伝承、そしてなにより、竜視点で伝承が伝わっている。
それはつまり、この一族の誰かは竜と意思の疎通ができてたってことだ。
「それに、お前、爪がなかったしな」
「神子よ、お前の望みは?」
見慣れた世話役の瞳孔が変わり縦にわれた。ごくありふれた顔に見えていた顔は人外じみた美しい顔に
竜が
「この一族の滅亡」
「それは願いにはならん、あの気狂いの神子は強欲ゆえお前以外の神子のはもう喰いつくした。お主がおらねばあとは枯れるだけだ 」
「じゃあ…俺を自由に」
「それも無理だ、お前はあの香を吸いすぎた。くくっあの香炉の灰には気狂いの神子が食った同族の骨が入っておってな、竜気と怨念をたっぷり含んでおってなぁ、それに何度か死にかけたお主には我が竜気を直接補っていたゆえ…もう人としては暮らせんよ」
クソが。
結局、こいつは御津明家という玩具に飽きたから新しい玩具をつくったに過ぎないのだ。
「お主の体液を嘗めれば人など容易く傀儡になるぞ、手始めに国でもおとすか?」
「んなめんどーなことするかよアホらしい」
俺は目の前の美麗な竜の額にでこぴんをうった。
ふと若様のいる館の奥の方が騒がしいことに気づく。それに焦げ臭い匂いも。
「くくっ、目覚めて力が無くなったことに気付き発狂でもしたかの」
竜は面白そうに嗤った。
火事に便乗して抜け出した御津明家の屋敷は都心から一時間もしない場所にあったらしい。
屋敷から歩いて30分もすれば大きな街道に出た。道路標識に書かれた街の名前はどれも聞いたことのあるものばかり。
「あんな時代劇みたいな場所にいたのにな」久しぶりに履いたスニーカーは酷く奇妙な感覚だった。街道に出る前に竜神にデニムとTシャツ、それにスニーカーを出させて草むらで着替えた。
「お前着いてくんなよ」
明るい街灯の下を歩きながら世話役だったときより幾分若くなった竜神が俺の横を歩いている。
「まあよいではないか、さて、次は何をする?飢饉を起こすか?疫病もよいぞ、天変地異も逃げ惑う人間はなかなか見ものぞ?」
俺と似たような格好をしてニヤニヤと笑う竜神は時代めかした口調のせいか奇妙にオタクくさく感じた。
「ははっなんだその遊び、古くせーな…とりあえずゲーセンにいってアーケードでお前のことボコるわ」
「あーけーどとはなんぞ?」
「うるせーな、行けばわかるって、あんな辛気臭い一族動かして遊ぶよりハマるかもな」
くくっと笑って俺は明るく光る街に向かって足を進めた。
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