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第7話
「はなちゃん。今日泊まってくでしょ?」
「いいの?」
「いいよ。明日は俺も休みだし一緒にゲームでもしよ?」
「うん!」
「あ!でもうち来客用の布団なくて…」
「俺床でいいよ?そんなに寒くもないし」
「ん~うちベッドでかいから一緒に寝よ?」
「え!ええっ!!」
「ほら。おいで」
程よく酒も入りほろ酔いの俺ははなちゃんの手を引いて寝室へ向かった
「おいでぇ。はなちゃん」
「あの…でも」
「だーいじょぶ!なぁんにもしないよ」
まごつくはなちゃんをベッドに押し倒して抱き締める
「はなちゃん…おやすみ」
気付いたら俺は寝てた。起きたら俺ははなちゃんに抱きついたままだった。
「おはよぉ…ほしちゃん。」
「うわっ!ごめんごめん!俺変なことしなかった?」
「抱き締めて離してくれないから困っちゃいました」
「うわぁ…ごめんねぇ。眠れた?」
「久しぶりによく眠れたよ。ありがとう」
「眠かったらまだ寝てていいよ。俺朝食用意してくるね」
「俺も手伝う」
並んでキッチンに立ったのもあいつとの別れてぶりだ。でも不思議と苦しくなくて楽しく料理できた。
その日は言ってた通りゲームしたり映画見たりして一緒に過ごした。いい時間になった頃はなちゃんが申し訳なさそうに声をかけてきた
「あの…ほしちゃん」
「うん」
はなちゃんが突然土下座するからビックリした
「何っ?何?どしたの?頭上げて」
「あの…図々しいお願いなんだけど俺をここに置いてくれないか?」
「え?」
「家のことするから!お願い!俺…行くとこないから」
何か訳有りなのは感じていた。
「いいよ。はなちゃんがいたいだけいればいいよ。ここは自由に使ってくれていいからね。自分家だと思って。ね?」
「ありがとう」
こうして俺たちの同居生活が始まった。
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