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第15話
「はなちゃん…」
男に連れてこられた屋敷の一室…俺の知らないはなちゃんが目の前にいて多数の男を求め喘いでいた。
それはそれは獣でしかなく俺は動くこともこれ以上彼を呼ぶことも出来ずただただ立ち尽くす
「わかったでしょう?栗花落は快楽無しでは生きられないのだと。あの子は病気なんです。常に男の一物を咥え込み男たちの熱をその身に貯めておかないと生きていけないのだと。あなたの手に追える相手ではない。わかったら2度と彼に近付かないでくれるかい?」
あまりの衝撃に俺は逃げ出した。
今朝のニュースで梅雨が明けたと報じていたからなのか、じりじりと痛いくらいの太陽の光が降り注ぐ夏になっていて俺の壊れた思いを燃やしていく
「はなちゃん…」
もう呼ぶことは出来ない…
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