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第1話〜出会い〜

えェーとっ、何から案内すればいいんだ? 1階からするべきか? ここは2階だから2階するべきか 「2階から案内してくれる?」 俺の考えていることが分かったのか? まぁ、いっか考える必要がなくなったし。 「じ、じゃぁ着いてきて。」 皆帰るの早くない? 校内ちょー静かなんだけど。 俺と睦月の足音しか聴こえない。 ぁ、もう一つあった、………俺の心臓の音 「ここが、理解室でこの先が理科準備室、 家庭科室、コンピューター室、1年のクラスがA〜C組まで並んでて、渡り廊下があってその先にD〜F組がある。OK?」 2階は、ほとんど説明した。 ちゃんとわかったかな? 俺、説明下手ってよく言われるからなー。 「わかった。つぎは、三階かな?」 なんか、この学校を知らない睦月にリードされてる気がする。 「うっ、うん。階段あっち。」 恥ずかしい。 なんで二人なのかな。誰か誘えば良かった 今更自分の失態に気ずくとか馬鹿だな。 「………うわぁ!!…!?」 世界が逆転してる、 どうしたんだ?! あぁ、階段から落ちているのか、 俺もう死ぬのか? 短い人生だったな。 ーぼすっ えっ?! 「おっと、大丈夫?」

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