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天気雨
張り出た箇所が上顎を擦ると和希の腰に甘い痺れが起こる。
夢中で舌を絡め出来る限り喉の奥までそれを飲み込み喉の奥で締めながら出し入れしていると、
壮史の手が和希の頭にふれ髪を撫でてくれる。
「すげ…気持ちい」
はぁと息を吐く壮史は色気とか欲情とか色々と溢れ返っていて、和希の身体も熱くなってくる。
腰が自然と揺れているのに和希は気付いていない。
口で愛撫しながら壮史を見上げた和希の目もまた欲情で濡れていた。
壮史は和希の顎に手をやりながらベッドから腰を上げた。
「ごめん和希、ちょっとだけ動く…」
切羽詰まった熱く甘い声でそう言うと、和希の頭を持ち壮史が腰を振り始める。
えづきそうになりながらも和希は必死で口をすぼめ舌を絡ませる。
「…イク、和希出るっ」
うんと瞬きで答えると目に溜まっていた涙がつぅとこぼれた。
ぶるっと大きく震えたかと思うと口の中に生温い液体が出された。
びくびくと跳ねながら和希の口の中が温い液体で満たされる。
息を乱し、ゆっくりと和希の口の中から壮史が出ていく。
ずるりと全部が出ていってしまうと、和希は上に向かされたまま飲み込んだ。
青臭い匂いが鼻から抜けるのを感じながら、壮史の萎え始めているソレを掃除するかのように舌で綺麗に舐めとった。
「気持ちよかった…?」
親指で口元を拭いながら和希は壮史を見上げる。
「前からそんなエロかった?」
壮史が身体を屈めてチュッと軽いキスをくれる。
かっと顔を赤くして和希は顔を反らした。
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