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梅干しのヤキモチ
ゆっくりと根本まで埋め込まれたそれは中を目一杯拡げようとするかのごとく、中でぴくぴくと小さく跳ねた。
和希の腰を掴むと壮史はゆっくりと腰を動かし始める。
「きっつ、絞り取られそう」
壮史の洩らす荒い息にすら興奮してしまう自分がいて、和希は壮史を恨めし気に睨んだ。
ずるっと一気に性器を抜かれ、和希が声を上げて背中を反らす。
和希の身体を仰向けにコロンとひっくり返すと、壮史は孔にあてがい、一気に奥まで突き入れた。
「あ、んん」
和希が上体を仰け反ながら達すると、和希の中も締まりながら収縮して壮史の射精を促すような蠢きに壮史が低く呻いた。
和希の目の中で星が飛んだ気がした。
身体は細かく痙攣している。
「和希?イってる?」
細い声を洩らしながら和希がこくこくと頷く。
「ここ出さないと終われないよな」
そう言って壮史は和希の性器を指でなぞり上げた。
「あ、あっ、壮、気持ちいー…」
「俺も。気持ちいーよ」
身体を倒し喘ぐ唇にキスをすると、和希が壮史の首に腕を巻きつけ甘えるように舌を伸ばす。
壮史がゆっくりとした動きからぶつけるような激しさに変えると和希は唇を離し絶え間なく喘ぎ声を上げた。
「あ、壮っ、」
「ん、俺も、出るっ」
パンパンと身体をぶつける音と、
和希の掠れた甘い声、
壮史の刹那げな荒い息が、明るくなってきた部屋に響く。
「あ、」
「………っ」
2人の身体に挟まれるようにして揺れていた和希の性器からびゅるっと精液が飛ぶ。
壮史もまたほぼ同時に和希の1番奥で達し、避妊具に精液を吐き出した。
荒い息のまま軽いキスを何度かすると、壮史はゆっくりと和希の中から出てくる。
和希は肩で息をしながら蕩けるような濡れた目で避妊具を外す壮史を見ていた。
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