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素直なあまのじゃく
壮史は深い深いため息を吐いた。
拗ねてるフリも限界だった。
和希にさんざん煽られまくり、爆発しそうな欲も。
壮史は目の前に突き出された胸の突起に吸い付いた。
吸い付きながら舌でころころと転がす。
和希の甘い声が洩れるのと同時に和希の中が壮史の性器をきゅうと切なそうに締め付けた。
吸い付いていない乳首は指の腹で擦り、弾き、摘む。
和希の仰け反る首が色っぽく、壮史は喉元に舌を這わせながら噛み付いた。
「壮、壮史…」
「ん?」
良かった、いつもの壮史だ。
和希の目に涙が浮かぶ。
ほんの数秒のうちに和希の目に水の膜ができるのを見て、壮史はぎゅっと強く和希を抱きしめた。
「なんで急に帰ってきた?」
和希の首や鎖骨や胸にあちこち唇を落としながら壮史はわずかに腰を揺らした。
「だって、あの子が…」
壮史の顔や首に自分の顔を擦り寄せ、手で壮史の髪を撫で、和希は隠そうともせずベタベタに甘えながら、甘えた声を出した。
「俺の、…壮史にベタベタ触ってたんだもん…」
だもん、て言った?
あの和希が、甘えた声で、だもん、て!
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