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犬も喰った喧嘩
半分冗談だけど、と拗ねたように壮史は言った。
半分本気だったのか…
和希は困ったように笑うと壮史の唇にキスをした。
「俺は………壮史だけだから」
言った後、和希は赤くなった顔を隠すように壮史の胸に顔を擦りつけた。
壮史の手が服の中に入ってくる。
「和希の気持ちはわかってる。
だけど、心配なんだよ。
和希、気持ちいいのに弱いだろ?ほら…」
壮史の指が乳首を掠めると和希の身体がぴくりと揺れる。
「壮、史がしたんだろ…」
壮史はにやりと笑ってしまったが、もう少し言わせてみたいと笑みを噛み殺した。
「俺が?何?」
「壮史の手じゃなきゃ、
壮史に触られなきゃ、感じ、ない…」
赤くなった顔で呟いた和希を膝に抱っこしたまま抱き上げ、壮史は寝室に向かった。
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