「壮…」 上体を倒し和希の手が壮史の顔に伸ばされる。 唇を薄く開いたままキスをすると壮史の唇を舐めそのまま口の中に滑り込ませた。 舌を絡め、壮史の口の中を愛撫する和希の舌に壮史の腰がぞわりとする。 和希の身体を抱きしめると壮史は下から腰を突き上げた。 「んっ！んんっ！ん、んっ」 舌を壮史に吸われながら和希が喘ぐ。 「ほら…和希、気持ち良くしてくれるんだろ？」 「あっ、待っ、んっ、あーー………」 壮史の上で和希は声を上げながら身体を捩る。 壮史の胸に手を伸ばし、突起に舌を這わせた。 突起の回りを舌でなぞり、固くした舌でつつく。 ぷくりと勃起した乳首を口で吸いながら舌で弾く。 「…はっ、ヤバ、俺乳首弱いかも」 和希は壮史の乳首に舌を伸ばしたまま妖艶に笑った。 壮史は上半身を起こし和希を抱きしめるようにベッドに寝かせる。 和希の両脚を肩にかけると上から腰を打ち付けるように振った。 「あっ！壮、んんっ、イク…」 腰を激しく振りながら壮史がニヤリと笑う。 和希の中がぐにゃりと蠢きながら締め付け、壮史の射精も近い。 パンパンと腰をぶつけ、奥の奥まで抉るように腰を使う。 「壮…壮、壮史っ、壮…」 和希の喘ぐ切ない声に壮史の身体がぶるりと震えた。 腰を打ち付けられると、壮史の性器が和希の中でびくっと大きく跳ねた。 どくどくっと精液が出ているのを感じながら和希も達した。 身体をひくひくと震わせながら細い喘ぎ声を洩らし続ける和希の中から壮史はゆっくりと出る。