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大爆発の独占欲

ベッドサイドのライトがついただけの薄暗い寝室でベッドの軋む音と、 和希の堪えた喘ぐ声、 壮史の荒い呼吸が響く。 「……抜くぞ」 壮史が荒い息のまま避妊具の根本を押さえながら和希に告げる。 まだ質量を完全には失っていない壮史の性器がゆっくりと自分の狭い中を擦りながら出ていく感触に和希が身体を捩りながら細い声を上げた。 避妊具の始末をした壮史が横を向いたままだった和希の身体を仰向けにすると唇にキスを落とした。 和希の髪を撫で、首筋を擦り、角度を変えて軽いキスを繰り返す。 まだぴくぴくと身体を細かく震わせていた和希は舌を出して壮史の唇を舐めた。 「やらしーキスするともう一回抱いちゃいそうなんだけど」 笑いながら壮史が言うと、和希は壮史の首を引き寄せ耳元で囁いた。 「…あと、一回だけ?」

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