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大人でも子供でも
「おう、和希」
西園寺は和希を店の中に入れてから外のライトを消し、ドアに鍵をかけた。
ずぶ濡れの和希をカウンター後ろのソファに連れてくるとタオルで髪を拭いてくれる。
「お前傘さすの下手すぎじゃねーか?」
ちょっと待ってろと西園寺は言い、和希の頭にタオルを乗せたまま離れる。
戻ってきた西園寺は和希にほれと着替えを渡す。
「乾くまでそれ着てろ」
和希が躊躇しているとタオルをソファに投げ、西園寺が和希の濡れた服をバサバサ脱がし始めた。
その手が下着にかかり和希は真っ赤になって抵抗する。
「や、やだってばっ!!」
「やだっつったって、おぱんちゅも濡れてんだろ、
俺しかいないんだから乾くまでノーパンでいろよ」
「パ、パンツはいいって!」
「同じモンついてんだからそんな恥ずかしがるなよ」
がっちりと下着を離さない和希にやや面倒くさくなった西園寺はははーん、と顎髭に手をやりぞりぞりと触りながら和希を見上げた。
「そんな恥ずかしがるってことは、お前子供チンチンだな」
「は?」
「まだ剥けてないんだー?」
「ちがっ」
「じゃあいいだろ、ほれ、面倒くせぇ」
ずるっと膝まで降ろされそのままソファに倒すように座らされ下着と足首に引っかかっているだけだったジーンズがあっさりと抜かれてしまった。
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