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どっちがお好み?
荒い呼吸のまま壮史が口を開く。
「ごめん、中に出さないって言ったのに」
ううんと和希が首を振り、壮史の肩に両手を置きゆっくりと腰を上げていくと壮史の精液がこぽりと垂れた。
指を入れ掻き出しシャワーで身体を流してから漸く2人して湯船に身を沈める。
後ろから抱きしめられるようないつもの入浴スタイルに和希はほっと息をつき壮史の胸に身体を預ける。
「………なぁ」
「ん?」
「どっちが……よかった?」
「どっちって?」
「メイドとバニー」
「それ二択のみ?」
和希が女装したのはその二つだけだったが、他にも何かあったかと和希が壮史を振り返る。
「確かにめちゃくちゃかわいかったけど」
壮史の手が和希の頬を撫でる。
「いつもの和希が……一番いい」
じわぁと赤くなっていく和希に壮史は唇を寄せながら抱きしめた。
口に出せない愛してるの思いを込めて…………
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