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3.物語本編 01

※( )部分、モノローグ ≪昼休み≫  屋上へ続く階段を上がる鈴木。 鈴木(人生で初めて、屋上への呼び出しを食らった。女の子から!……と言いたいところだが、残念ながらそうじゃない)  鈴木、屋上に出る扉を開ける。  外は晴天。  屋上のフェンス際に立つ、財前の後ろ姿が見える。 鈴木(俺を呼び出した相手というのが───)  鈴木の気配に気づいて振り返る財前。 鈴木(この男。クラスメイトの財前。モデルみたいなルックスなのに、クラスでは悪い意味でちょっと浮いてる)  鈴木に向かって微笑む財前を、「相変わらず無駄にイケメンだよな…」とぼんやり見詰める鈴木。  

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