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第7.5章 イリゼの日記

6月15日 金平糖が降らなくなってから今年で二年。 あの日「作れば」と言ってくれたハイラには感謝しきれないほどだ。 幸せを町の人にお裾分けできるのなら、このままずっと金平糖を作り続け金平糖の店を開きたい。天使のように微笑むアヴェルが店頭に立てば店も大繁盛すること間違いなしだ。 それでも全てはアヴェルのためだ。 アヴェルがやりたくないと言うなら店を出す意味などない。 2人でこの幸せを守っていかなければ。 明日にでも話し合ってみようと思う。 イリゼ

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