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第5話 魔力 属性 測定

???「ここが測定室だよ。あっ自己紹介がまだだったね。僕は、ジル スターレン。ここのギルドマスターだよ。気軽にジルって呼んでね」 受付の人、ジルはさらりと、とんでもない事実を話す 葵「えっ!!えー!!ギルドマスターさんだったんですか!すみませんまったく気づかなくて」 驚き思わず叫び、あわてて謝る ジル「まぁ普通は受付がギルマスとは思わないよね。でもこうする事で色々と抑制できるんだよ。どんな時にギルマスが見てるかわからないから、悪さはひかえよっていう抑止力が働くんだよ」 苦笑いでジルは説明する 葵「なるほど確かに、どこで見られてるかわからないから、悪さは出来ませんね」 納得し頷く ジル「問題がおきると色々めんどくさい事もあるからね…」 遠い目で現実逃避をするジルに葵は思わず苦笑いをする 葵「とにかく、魔力量と属性を測っても大丈夫ですか?」 話をそらすため聞く ジル「あぁそうだったね。どうぞ測って」 ジルは部屋の中央に置かれている水晶の近くに立つ ジル「こっちの透明な水晶が魔力を測る水晶で、こちらの少し水色を帯びた水晶が属性を調べる水晶だよ」 透明な水晶と水色を帯びた水晶の違いを説明され、先に魔力を測る水晶の前に立つ 葵「えっと…どうすればいいですか?」 やり方がわからずジルに問う ジル「手で触れるだけで大丈夫だよ」 ジルは優しく微笑みながら答える 葵「こう…かな?」 そっと水晶に手を乗せる ピピッ 小さな音がなり、恐る恐る手をのける ジル「これは…凄いな…本当にあったのか…」 ジルは水晶を覗きこみ息をのみ呟く 【∞】 葵「あのこれはいったい…」 葵もつられるように覗きこみ、表示されたマークを見て、不安になり恐る恐るジルに聞く ジル「このマークはインフィニティと呼ばれる古代文字のひとつなんだよ。意味は無限。簡単に言えば尽きる事のない魔力量だよ。この2つの水晶は古代遺跡から発見されてね、今までの水晶じゃ測る事のできなかった封印された魔力や、表示されなかった特殊属性などもきちんと測る事ができるって話だったんだけと、まさか本当にあるんだね」 キラキラと目を輝かせジルは説明する ジル「次は属性だよ、同じように手で触れるだけで大丈夫だよ」 ワクワクしているのがよく分かる表情をしているため、葵は思わず苦笑いしながら属性測定の水晶に触れる ピピッ 【基本属性 全て 特殊属性 植物 空間 創造 破壊 時】 と表示される 葵「えっと…」 恐る恐るジルを見る ジル「…凄い…凄いよ!うわー貴重な特殊属性まで!!もうスゴすぎるよ!」 ジルは満面の笑みで葵に抱きつき子供のようにはしゃぐ ジル「凄い!!もう最高だよ!生きてる内にこんなに素晴らしい子に会えるなんて!!」 ジル「はぁ…ごめんねついはしゃいじゃって」 数十分はしゃぐとジルは唐突に正気に戻り、謝る 葵「いえ、ビックリしましたが大丈夫です。あの…属性の事詳しく教えてください」 属性の事を知りたいため聞く ジル「そうだね、説明するよ」

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