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温井、受け取った包丁を確認し、瞳を輝かせている。
そこへ声が聞こえてくる。
帰国する隊の隊員「おい、行くぞ?」
先輩調理担当「ああ、今行く!」
包丁から顔を上げる温井。
先輩調理担当が仲間の隊員に追いつき、彼の袖を握る。
温井M 「ん? あれって……」
内心驚く温井。その表情の変化に気づき、隊長が教える。
隊長「一年ぶりの帰国だ、気持ちが緩んだんだろうな」
温井「隊長……」
隊長「南極観測隊は軍隊じゃないんだ、恋愛は自由ってことになってる」
温井「えっ、恋愛!?」
温井M「男ばっかりだけど!」
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