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本編 30
リゲル「だだだ、誰がさそり座なんかと!」
丸く握った両手をブンブンさせて必死で否定するリゲル。顔は真っ赤。コミカルな感じのコマ。
アンタレス「ふーん?」
面白そうにそんなリゲルを見下ろすアンタレス。
リゲル「な、なんだよ?」
アンタレス「だってお前俺に惚れてるだろ?」
リゲル「――――!?」
アンタレス「だから初めてでしかも無理矢理だったのにあんなに感じまくってたんだぜ?」
ぐいっと鼻がつくくらいにリゲルに顔を寄せて、ニヤリとしたり顔でいうアンタレス。
リゲル「な、なに言って――――!」
真っ赤な顔で絶句するリゲルの左手首を掴み、ぐいっと引き寄せるアンタレス。
アンタレス「それとも誰にでもあんなに乱れる淫乱なのか。お前は?」
リゲル「そ、そんなわけっ!」
カッ! と真っ赤な顔で反論しようとするリゲル。
アンタレス「んじゃ、いいじゃねえか。お互い惚れてんだ。観念しろよ」
ひょいっと軽々とリゲルを姫抱きにして立ち上がるアンタレス。
ポカンとしてアンタレスの腕の中で固まる全裸のリゲル。
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