19 / 34
17
電話の音にハッとなり受話器を取る智之。
智之「はい、ルームサービス係、牧田です」
フロントからの内線。
フロント係(男性)「505号室にブランケット一枚お願いします」
智之「かしこまりました」
電話を切り、智之がブランケットを手に取る。
〇505号室の前
智之がコンコンと部屋の扉をノックする。
智之「ルームサービスです。ブランケットをお持ちいたしました」
ゆっくりと開く部屋の扉。
〇505号室の客、三村の顔のアップ
三村「ずっと待ってたよ」
三村のギラギラとした瞳を見て、智之の喉が「ヒュッ」と鳴る。
ともだちにシェアしよう!