23 / 34

21

〇ホテルの最上階を智之の肩を抱いたまま歩く寛也、古市に電話する。 寛也「俺だ。古市、牧田は今日はもう休ませるからシフト調整しといてくれ。ああ、頼んだぞ?」  電話をしている寛也を見上げる智之。 智之「僕、大丈夫です」 寛也「ダメだ」  智之は寛也から離れようとするが、ギュッと肩を抱いたまま寛也は最上階の部屋の扉をマスターキーで開ける。 〇とても広いスイートルームが目の前に広がる。  

ともだちにシェアしよう!