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第22話 桃香side

「じゃあ俺手伝い行ってくるから。」 「暇だし俺も手伝っちゃだめ?」 「客にそんなことをさせられるか。大人しく座っとけ。」 「てかその真っ赤な顔で手伝いにいくの?…それはそれで面白いけど。」 あ、また真っ赤になった。 ほんとに面白いな。 可愛い。 「じゃあな。大人しくしとけよ。」 「はーい。」 うーん。 ほんとに暇だ。 「がちで寝ちゃおうかな。うーん。」 猫貢人の匂いだ。 なんか暖かくてさっぱりしたいい匂い。 「…なんかムラムラしてきた…。」 猫貢人と一緒になるため死ぬほど勉強してきたけど、頑張ってよかったと思う。 途中で猫貢人に会ったら決意が揺らいじゃうから会わなかったけど…。 数年ぶりに会ったら前よりすごく可愛くなってる気がする。 あとなんか色気っつうか、どこか大人びてるのがすごくそそられる。 「次いつ家来んのかな。えっち出来るかな。」 猫貢人は多分すごく同性に好かれる。 やたら同性からの視線すごいし。 もしもの時のために虫除けとして次のえっちではキスマークいっぱいつけとこ。 襲われたらもとも子もないし。 「俺の可愛い可愛い猫貢人。」 するとドアが突然に開く。 「何いってんだよ…。ここに来たのが俺じゃなかったらどーすんだよ…。」 また顔真っ赤。 やっぱり俺の恋人は可愛すぎる。

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