「あーもうほんと腰痛い…。」 「猫貢人、こっちおいで。腰撫でてあげるから。」 「…ん。」 今日は一緒に出かけたかったのになぁ…。 自分でもっとってねだったのはほんとだからなぁ…。 「はぁ…。」 「ため息ついてどしたの？あ、お腹すいたとか？」 「ちげぇ…。なんでもかんでも飯が原因だと思うようになるからやめろよ。」 「あれ、違った？」 「違うわあほ。」 二人でお出かけ…デート…。 「行きたかったなぁ…。」 「…デート行きたいんだ？」 口に出していたみたいで、そんなことを聞かれる。 「…行きたいけど…腰痛いから…。」 て言うか、実は言いたいことがあるんだ。 実は桃香は… 「…休みの日から出かけるのはめんどくさいなぁ…。」 重度のめんどくさがり屋だ。 しかもなにがめんどくさくてなにがめんどくさくないのか分かりにくい。 元からめんどくさがり屋なのはわかってたけど…。 うん…。 わかってはいたけど…。 「言うとおもった…。…まぁ腰痛いしもういいや…。」 行きたかったなぁ…。 水族館とか、カフェでも別にいいんだけど…。 もう1日腰撫でといて貰おう…。 「そんなにデートしたいの？」 「？うん。」 「じゃあこうしよ。お家デート。」 「お家デート…。」 もはやなんでもよかった…。