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〇野外のフードコート(昼過ぎ) 寛也「ほらよ」  トレーに乗ったアザラシバーガーと温かいコーヒーを差し出す寛也。 智之「ありがとうございます」  椅子に座っていた智之がトレーを受け取る。  寛也と智之は水族館で買った色違いのアロハシャツを着ている。  首に掛けているタオルはお揃い。  席に着いて黙々とアザラシバーガーを食べ始める寛也を見て 智之の心の声「寛也さんって、やっぱり天子さんに顔似てるなぁ……、顔整ってるし……」  いやいや、見つめ過ぎた! と智之は視線をアザラシバーガーに移す。 智之「いただきます」  アザラシバーガーを食べ始める智之。 智之「んめぇ!」  あまりのおいしさに言葉遣いが乱れる。 智之「すみません」  申し訳なさそうに寛也の方を見ると彼は智之の方を見て、嬉しそうな顔をしていた。

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