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*学校の校舎内。(休み時間の雰囲気)
教室を出ていく一哉の後ろ姿を、諒一が自席から見ている。
■モノローグ 諒一
学校に行けば一哉の姿は変わらずそこにあった。それでも、俺には一哉を問い詰める事が出来なかったのだ。
雲が浮かぶ晴れた空。
■モノローグ 諒一
だってそれは、一哉の優しさだったから。
机に頬杖をついて視線を窓の外へと向ける諒一。
■モノローグ 諒一
警察官僚の息子である俺と、再婚とはいえ極道の家の息子となった一哉。
一緒にいれば問題が起きかねないという事を、この時の俺たちは理解していたんだ。
*フェードアウト
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