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第4話

アパートに優紀を一人、残して出かけるのは心配だったが、二人で生活をする為には…今までのお金があるとはいえ…働かなければならない。 優紀の手足を縛り、猿轡をしてアパートを出た。 トイレなど大の方は朝、浣腸をして強制的に出させ、小の方はカテーテルをぺニスに挿入し、その端を袋に括りつけてその中に尿が溜まるようにしている。 俺が帰宅するまで食事もできないから、大を我慢する事はないだろう。 ベッドの上、手足を縛られ、猿轡をされてズボンからカテーテルが出ている姿はかわいそうだが…そうしておかないと、優紀はすぐに逃げようとしてしまうから。 ―最近、俺が側に居る時は優紀も大人しくなって、縛っておく必要がなくなったから、俺が外出する時だけ…。 もちろん、俺が帰宅すると、それらは全て外す。 今朝も、そうして家を出た。 それなのに…。 優紀の手足を縛っていた紐は、ナイフのような物で切ったらしい跡がある。 切られた紐は、優紀にしていた猿轡、カテーテルと一緒にベッドの上に散らばって置かれていた。 両手を縛られていた優紀が、自分で紐を切れるはずもない。 オマケに、アパートの鍵は壊されていた。 ―きっと、わざと壊したんだ。 自分が来た事を、俺に知らせる為に…。 …思い当たる人物は、ただひとり。 兄貴だ。 どうやってか、この場所を見付けた兄貴が優紀を…。 ………優紀……!!

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