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〇公園(お昼過ぎくらい)
~次の日~
良い天気の日、公園のベンチに葉菜を抱いた朱華が座っている。のどかな雰囲気に葉菜は眠っていて朱華はほっとした顔をしている。
どこからか幼稚園年長くらいの男の子が走ってくる。
男の子「お兄ちゃん、あげる」
男の子は朱華にチョコレートの箱を差し出した。
朱華「え? いいの?」
男の子「うん」
頷いて箱を手渡す。
朱華「え、重っ、え? ちょ」
男の子、凄い早さで走って行ってしまい、もう居ない。箱の中を確認すると札束。
〇朱華のアパートの部屋前(昼間)
~次の日~
朱華、玄関前に置いてあった回覧板を拾うが、その間から札束が落ちて焦る。
〇買い物帰りの道路
~次の日~
近所の犬が札束を咥えてきて、朱華、唖然とする。
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