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物語本編 10
抵抗する男に瑞は、後ろから体当たりをして動きを止める。
男は勢いのまま前のめりに転倒して、痛みにうめく…
すかさず瑞は上から首と肩あたりを腕で押さえ、身体でのしかかり犯人を拘束して、ハンドバックを取り返す。
通行人「おー!捕まえたのか、すげーなお前…」
あとから数人、瑞と同じ様に犯人を追ってきた通行人が瑞を褒める。
瑞「すまない!」
瑞はその人をすかさず呼ぶ。
通行人「ん?なんだ?」
瑞「こいつを押さえておいてくれ」
そう言うと、犯人の拘束をまかせ、バッグを持って走って来た道を急いで戻る瑞。
通行人「え、あ…おい!」
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