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物語本編 16
晃「まったく後先考えないんだから」
まだ、呆れたような口調だが、笑顔を見せる。
そんな晃を見て…優しい笑顔で…
瑞「晃 が無事でよかった」
そっと晃を抱き寄せながら囁く。
晃「は?」
危険に突っ込んで行ったのはお前だろ?と首を傾げる晃だが…
瑞「晃 の姿がみえないと…」
(心配で生きた心地がしなかった)
晃「ん?」
可愛く首をかしげる晃にドキリとしながら、優しく言葉をかける。
瑞「いや、帰ろうか…」
瑞(ずっと片想いしてきた愛しい人。
飽きる日なんか来るはずがない…)
そう晃の手を優しく握り、当たり前のように荷物を持ってあげる。
晃「はいはい…」
首を傾げながらも瑞に手を引かれ、夕暮れの道をゆっくり家を目指して歩き出す晃。
瑞「晃 、ずっと愛しているから」
そっと耳元で、暗示をかけるように囁く瑞。
晃「ん?はいはい!」
そう微笑む愛しい人。
その笑顔が幸せをくれるから。瑞も優しく微笑み返す。
瑞(何気ない晃 との日常… )
瑞(その全てが貴重で、大切な時間…)
瑞(これからも…この幸せが無くならないよう願いながら、晃 を一生愛し続けていくと誓うのだった)
完。
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