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物語本編 15
晃「ったく、急に追いかけていくからびっくりするだろ」
そんな瑞をからかいつつ、
やれやれと、息をついて立ち上がる。
瑞「あぁ、すまない…あのくらいなら追いつける気がしたから…」
さりげなく晃に手を添え、立ち上がるのを手伝いながらそう答える。
晃「お前な、犯人が丸腰とは限らないんだからな、不用意に犯罪に巻き込まれるなよ、怪我したらどーすんだ」
瑞「あぁ、大丈夫だから、ありがとう晃 」
ツンケンした言い方だが、晃なりに心配してくれていることが伝わって、瑞は微笑みお礼を言う。
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