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物語本編 14
瑞「すまない、腕は痺れてないか?」
そっと腕に触れ心配する。
晃「ん、まだこれくらいなら運べたから大丈夫」
頷いて微笑む晃。
瑞「そうか」
可愛らしい晃につられて笑顔になる。
晃「んで、犯人捕まった?」
瑞の顔を下から覗きこんで…
走ったためか、やや乱れた瑞の前髪をそっと直しながら…やわらかく聞く。
瑞「…あぁ」
そんな可愛らしい仕草に軽く動揺しながら二回ほど頷く瑞。
晃「そっか、お疲れ様」
晃はそのまま瑞の後頭部に触れ、少し引き寄せるように口づけを仕掛けてくる。
柔らかく触れ合う唇。
瑞「っ!?」
突然のキスに、ドキッとして頬を染め固まる瑞。
晃「ふふ…」
動揺する瑞をクスリと笑う。
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