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本文01

○朝の登校時 プロローグ (半年前、紅玉高校の不良達に絡まれていた生徒を助けて以来、俺の登下校は毎日が戦場――。)  他校の不良学生数名に追われている壱歌。 不良「待てー!」 不良「今日こそは逃がさねぇぞ!」  後ろを振り返りながら壱歌は自慢の脚力で不良生徒にぐんぐん距離をつけていく。  曲がり角。  角を曲がってきた求と鉢合わせし避けきれずにぶつかり、ふたりとも尻餅をつく。 壱歌「いってぇ……」 求 「すみません! お怪我は」  ないですか? と続けようとするが、壱歌の顔を見て求はハッと息をのむ。

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