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本文06

 ゆらりと立ち上がり 求 「獲物だと?」 不良「なんだ、てめぇ! やんのか!?」  カバンの中から三十センチ定規を取りだし構える求。 不良「はっ。なんだなんだ? 俺達の足のサイズでも測ろうってのか?」  ぎゃははと笑う不良達。  定規を不良の喉元に突きつける求。 不良「な、なんだよっ」 求 「うるせぇんだよ、さっきから。せっかく見つけたにゃんこを逃がしちまったじゃねぇか!」

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