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本文07

 かかってくる不良達を定規一本で全員やっつけ、血を払うように(実際には血はついていない)定規を一振りしカバンに仕舞う求。  そして、倒れている不良の襟首を掴みあげる。  不良は足が浮き、足をじたばたさせている。 求 「答えろ。さっきの人の名前は?」 不良「っ、お、王林高校三年の関だよっ、関壱歌」 求 「せきいちか……」  呟きながら不良からパッと手を放し、何事もなかったかのように歩き出す。

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