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本文22
○壱歌の自宅前
求 「先輩、明日は何時にお迎えにあがればよろしいですか?」
壱歌「そうだな……」
つい当たり前のように返事を返そうとする自分にハッとし、顔を赤らめて求の脛を蹴る壱歌。
求 「痛いです。脛はやめてください」
壱歌「うるさいうるさい! ガキじゃねぇんだから迎えなんかいらねぇ!」
ぷんすか怒りながら家に入っていく壱歌。
その様子を見ながら、求は頭の中で子猫が毛を逆立てて威嚇する様子を思い浮かべ、くすりと笑う。
求 「(かわいい)」
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