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求 「さて。先輩、逃げますか」 壱歌「(にやっと笑って)そうだな」  求に駆け寄りジャンプし正面から抱きつく壱歌。  壱歌を抱え走りながら 求 「先輩。お怪我はないですか?」 壱歌「全然」  求の口の端が切れ血が滲んでいるのを見て 壱歌「瀬尾……ありがと」  そっと求のくちびるの端にキスをする壱歌。  突然のことに驚きピタリと静止し固まる求。

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