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第5話

まさか……あの時…… 生殖種のいる場所で、死ぬまで発情するっていう薬を、男の職員に注射した時の……? その職員の後輩の男と共に同じ牢に放り込み、牢内で男同士の激しいセックスを食い入るように眺めていた山引の姿を思い出す。 『……アレを改良したものなんだけどね♡ これで、伊江くんを淫乱ビッチに育ててあげる。アハッ!』 ゾクゾクゾク…… 「ゃ……ゃあ、やぁああ……っ!」 恐怖と沸き上がる欲情に、体がビクビクと震える。 高揚した体は、次の刺激を求めて戦慄き 脳は期待に満ちて芯から痺れる。 ドクドクと心臓が激しく脈動し、その度に沸騰した血液が末端まで押し流され…… 「あァア、あぁぁーーっ、ぁ、ああぁ……っ……!!」 逃れようのない、体中を駆け巡るエクスタシー。 マグマのように沸き上がる欲望に、身が焼け焦がれていく…… 『身悶える伊江くん、かっわいぃ~♡』 僕の様子を涼しい顔で見物する山引に、 尚も堅い物で抜き差しを激しく繰り返されて……… 「……ィっちゃ……あぁぁっ、!」 カクカクと揺れる腰。 屹立した先端からは甘い蜜液がとろとろと垂れ流れ、吐き出したいとビクビク震える。 『まだ、だぁめ♡』 優しげな表情で笑顔を見せると、山引はその根元を掴んでぎゅっと強く締めた。 あっ……だめ……ダメ…… ……おかしくなっちゃ……っ、 イきたくてもイけない苦しさに、気が狂いそうになる。 腰を揺らし、体を捩り、……何とかそれから逃れようとするけれど…… 「……やっ、ゃら……ィきたぁ、……ああぁあ、っ……!!」 ……あれ……なに、これ…… まだ射精、してないのに…… 目の前がチカチカし 眩い光に包まれ 体がふわりと浮かんで…… 一瞬。 ほんの一瞬…… 意識が、飛んだ…… 『……あーあ、イっちゃったね……』 屹立したモノは、そのまま…… だけど体中が激しく痙攣を起こし、ガクガクするのを止められない…… モヤモヤ……する。 ……吐き出したい、スッキリしたい……! 『ねぇ伊江くん。喉渇いたでしょ』

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