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◇大学。サークルの一室
サークルの女子の大半は虎治が目当てで、部屋に入ると女子達に囲まれている。
それを眺めながら少し離れた所にいる鈴木の元へと向かう。
■モノローグ
< 鈴木は小さくて可愛い女性だ。
はじめのころは大柄な虎治と詩を怖がっていた。
鈴木と話をするときは、視線を合わせるためにしゃがみ、他の女子よりも優しく接してきた。
そのかいもあり、詩とは普通に話せるようになった。>
詩「鈴木さん」
鈴木「詩先輩」
詩の顔を見て、微笑む。
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