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詩(虎治が女の子を睨むなんて考えられない。優しい奴なのに)
詩の表情を見て鈴木があきらめたような、そんな表情をする。
鈴木「やっぱり、信じて貰えませんよね」
落ち込む鈴木に、詩は彼女の肩に手を置く。
詩「正直に言うと、ね」
鈴木「そうですよね。すみませんでした」
頭を下げて立ち上がろうと腰を浮かせる鈴木。だが、詩が手を掴んでそれを止める。
詩「まって。でも、本当のことなんでしょう?」
鈴木「はい。はじめは気のせいじゃないかって思ったんですよ。でも、私のことを睨んでいて、あぁ、嫌われているんだなって」
鈴木は本気で怯えている。
詩(確かめないといけないよな。虎治がどうして鈴木を睨みつけたのかを)
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